アーチの役割

膝痛の解き明かし

前回、「足指グリップ」の大切さを説明しました。
膝の安定に寄与する「足指グリップ」の筋肉は、地面や床に「力」を無駄なく伝えたり、立位バランスや蹴り出しに発揮したりします。

この「足底グリップ」に関わる筋肉は、足の指を地面に押し付ける筋肉たちです。
これらの筋肉たちは、他にも下腿の傾き調整やアーチ形成に関わっています

しっかりグリップすることで、アーチ形成や下腿の傾き調整能力の向上に役立ちます。

膝にとって、とても関わり深いです。
共通した筋肉も多いので、「足指でグリップ筋肉をしっかり使おう」は、「アーチを鍛えよう」に近いです。練習イメージとして「アーチを鍛えよう」では分かりにくいですが、「地面をしっかりグリップ」は、イメージしやすいです。

これを機に、「アーチ」の役割を整理しましょう。

体を支えるクッション

一般的に、足のアーチは、土踏まずをイメージします。

実は、踵、母指球、小指球の3点の上に、アーチが形成されていて、下腿・膝・体幹などが乗っています。
体の重さのクッションとして機能するし、分散できています。

膝の下に、出来の良いクッションがあるようです。

アーチの高さは、低いと下腿が内側に傾きやすいし、クッションとしては不十分になります。扁平足の方はそれにあたります。
逆に、高すぎても下腿は外側に傾きやすく、O脚になりやすくなります。

下腿の傾きは、内に傾けばX脚、外に傾けばO脚で、膝関節面の荷重は影響を受けます。

衝撃を吸収する

足首や足指の動きと合わせて、階段の下りやジャンプの着地などの衝撃をアーチは吸収します。

この吸収は、膝や股関節への緩衝作用となります。

逆に言えば、これがないと、膝や股関節に地面からの衝撃が直接伝わるようになるということです。
膝の負担を減らす意味でもアーチを鍛えることは、大切です。

蹴り出しやジャンプなどのバネ

歩く際の蹴り出しは、ふくらはぎの力が大きいですが「地面をグリップ」して、蹴り出す際の「バネ」として蹴り出しを助けます。
ジャンプの足指が床を効果的に押す際に大切です。


膝にとってこのバネは、膝を伸ばす力の代わり(膝伸ばす代わりに足首の蹴り出しを強くする)にはなります。
より速く、より高くのためなのアーチのバネ利用は、膝痛で悩んでいる方には使う機会はあまりないかもしれません。

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