当ブログの no.9「グリップ力」は膝を安定させる から
・グリップは、地面や床に「力」を無駄なく伝える
・グリップは、蹴り出しや足底バランスなど、筋肉の能力を引き出す
を紹介しました。

また、no.10 で「アーチの役割」から
・3点支持のクッションとしての荷重分散
・衝撃吸収
・蹴り出しなどの「バネ」効果
を紹介しました。
no.11では、「グリップ」と「アーチ」の関連や下腿への影響について紹介します。
「グリップ」と「アーチ」は共通した筋肉が多いので、鍛え方はグリップ強化で良いです

「グリップ」と「アーチ」この2つの役割は共通した筋肉が多いので、覚えておくと練習の意味づけに役立ちます。
カギになる4つの筋肉について説明します。
「アーチ筋」
後脛骨筋は、アーチを引き上げ、足底の筋肉は「弦」のような働きをして、アーチを(弓幹)をしならせます。長趾屈筋も足根骨を持ち上げアーチ形成にひと役買います。
「グリップ筋」
長趾屈筋や長母趾屈筋は、指を床に押し付けてグリップし、足底の筋肉もそれに協力します。
ポイントは、アーチを作る筋肉と指でグリップする筋肉は重なっているということです。
なので、別々に練習する必要はないのです。
「足指で地面をグリップ」のトレーニングで自然とアーチ筋も鍛えられています。
それが膝の安定につながります。
トレーニングするときに、運動感覚としても、「アーチを作る」と言われても「?」ですが、「足指で地面をグリップ」する方がイメージはつきやすいです。
アーチの高低が、下腿の傾きに直結します

膝は、下腿(脛骨)の上に乗っています。脛骨は踵骨(踵の骨)や足のアーチの上に持っています。
アーチが高ければO脚傾向に、低ければX脚傾向になります。
筋肉の影響もあります。
下腿外側の腓骨筋はO脚方向に引っ張り、内側の後脛骨筋は内に傾けるので、アーチの高低とこれらの筋肉のバランスで下腿骨の傾きや安定度が決まります。
だからこそ、「足指グリップ」と「足指グリップ押し」がしっかりできると、足指〜下腿の筋肉が働き、足のアーチの安定・下腿の横方向安定が増します。
その結果、X脚やO脚の原因になっている下腿の横揺れを抑えたりする効果が期待されます。

