膝の安定に「足指グリップ」の必要性は、説明してきました。
地面が傾いていたり、不整であったりすると膝は大きな影響を受けます。地面が変化しても下腿が垂直に維持されることは、膝の問題を超えて、体幹や頭部が自らの機能を活かせるかの問題でもあります。
日常、私たちは、上り道・下り道・不整地を歩いて、体が傾いたりせず垂直に維持していると思います。
そのために、足部の多くの関節が対応していることに加えて、足指グリップが貢献しています。
坂道の上り下り

足首には、「距腿関節」という上下に動く関節があります。
坂道を上るときは、「背屈(つま先を上げる動きの範囲)」
下るときは、「底屈(つま先を下げる動きの範囲)」
で対応します。
階段使用でも、この低背屈の可動範囲を使います。
斜面を横切る

斜めの道を歩くときは、足首の「内反」「外反」という動きで対応します。
距骨下関節て対応します。
この動きを支える筋肉は、後脛骨筋(内反)・腓骨筋(外反)です。
横方向に変化のある地面でも、足首を地面にフィットさせ、かつ下腿を垂直に保ちます。
強い足指グリップがこの機能を支えます。
まさに、”地形対応力”のある筋肉です。
ターンをする

方向転換(ターン)をするとき、足の甲のあたりの足根骨あたり(距骨下関節・ショパール関節・リスフラン関節など)が捻れることによって、体の向きを変えることができる仕組みになっています。
足部の捻りが機能すると、膝や股関節の回旋負担が助けられます。
また、「足指グリップ」を効かせると、より膝を守りながらターンすることができると思います。
「距腿関節」「距骨下関節」「ショパール関節」「リスフラン関節」らのおかげで、私たちは、どんな地面でも対応しながら動くことができます。
すごい仕組みです。
「足指グリップ」することで、この関節の能力を活かすことができます。
この足部の活かすことで、膝や股関節、体幹が余計な負担をしなくて良いのです。

