無理なことと可能なことを分けて考えましょう

練習の効果的な進め方

効率良く練習を進めるためには、「無理なこと」ではなく、「可能なこと」に挑戦するのが大切です。私は、練習を指導するとき、人にもよるのですが、1/2〜2/3成功率を目安としています。簡単過ぎず難し過ぎずを課題としています。

目標設定は「現実的」であることがカギ!

目標を立てることはとても大事なことです。

その目標が「簡単過ぎる」と集中できなかったり達成感が感じにくかったりします。

また、「難し過ぎる」と成功感が得られにくく、学習に不利となる方もおられます。

どちらも、モチベーションが保ちにくい傾向があり、学習には良い条件とは言えません

では、「現実的な目標」はどう設定すれば良いにでしょうか?

それは、自分の今の能力や状態を正しく把握することから始まります。

動作上の「筋力」「安定性」「可動性」「関節連係性」などの現在の能力をできるだけ自分の運動感覚で理解するのが理想的です。

「フィジオメンテ」では、身体の動作課題を通して、できることや改善点を評価し、具体的な方向性をお示しします。

無理な目標と目指せる目標

目標設定する時に大切なのは、「無理なこと」「(努力で)目指せること」を区別することです。

無理なことの例

  • 老化や性別、治らない病気の影響などは、挑戦しない
  • 関節軟骨の再生を期待してサプリメントを飲む
  • 膝の安定は多くの筋肉で成り立つのに、膝の伸展筋だけを鍛えて膝の安定を得ようとする
  • リュウマチによる指の変形を完全に治ることを目指す

目指せることの例

  • 筋力や可動性を向上させる
  • 新しい動作を覚える
  • バランス能力を向上させる
  • 動作の持久力やスピード、正確さを向上させる

現実的な目標を設定し、「可能なこと」にフォーカスして取り組むことで、確実に成果を得られる道に進むことができます。

無理のない挑戦で前向きなステップを!

まとめ

  • 練習の目標設定は「現実的」であること、自分の動作能力の認識を把握することが大切です。
  • 練習プランを立てる時は、「無理」ではなく「目指せる」レベルにしましょう。
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