歩きは、通常支える足に体重がかかるとき、「踵」から乗って行きます。
膝の痛みは「体重のかかり始め」に出ることが多いです。
歩きの「足指グリップ」が膝にとって安定アイテムですが、足指が地面についていない時期が膝にとってなぜ危ないのかを解説します。
膝にとって、歩行時の踵に体重がかかる瞬間が危ない

膝の痛みは、「体重のかかり始め」に出ることが多いです。
歩行では、踵に体重が乗るときに多くの筋肉が支えるために働きます。大殿筋や大腿四頭筋が代表的です。
大殿筋は股関節の後ろから、大腿四頭筋は膝の前から支えます。
進行方向の体重負荷に対するコントロールと解釈できます。
大腿四頭筋は、横方向の安定には寄与していなくて、後脛骨筋・腓骨筋・長趾屈筋らで、下腿の横方向をコントロールしていると考えます。
後脛骨筋・腓骨筋・長趾屈筋らは、踵接地である「体重のかかり始め」の時期には働いていません。(図)
足底に体重が乗るころから働き出します。
加えて、踵は丸いので、体重がかかると、左右どちらにも傾きやすい構造になっています。
踵に体重がかかる時期は、下腿の左右の安定力は期待できません。
X脚やO脚のように、膝が内側や外側に傾いて痛みを起こす方は、防御の効かないこの時期に痛みが出ます。
初期荷重で「素早い足指グリップ」!
体重を受けることに集中している踵荷重の時期は、膝の左右安定が不十分です。
そこで、X脚やO脚が原因で痛みが出ている方は、踵に体重をかけるのはそこそこに、「素早い足指グリップ」で下腿を安定させましょう。
この動きを、素早く、強力に行うことが、下腿の「横揺れ」を最小限にして膝を守りましょう。

