2025-07

膝関節の対策ガイド

変形性膝関節症・リウマチ膝の痛みの原因

変形性膝関節症の一般的な医療的アプローチとX脚O脚の痛みの原因とそれぞれの動き方の特徴について説明しました。これは、トレーニング計画に重要です。関節リウマチは、薬との兼ね合い、運動負荷の判断は担当の医師や理学療法士との相談が必要です
動作のための神経・運動・感覚の連係

O脚の原因を考える

膝の痛みを起こす原因は、膝とは限りません。女性の思春期の骨盤変化は、小指側荷重が多くなり、歩行の蹴り出しの際の下腿の外側筋(腓骨筋)の多用に直結し、O脚形成に関与していると筆者は考えています。ナロー(狭い)ベースは、Oを定着させるので対策が必要です。
動作のための神経・運動・感覚の連係

O脚の動き方の特徴

O脚は、どうしてもナローベースになります。歩行時の上体横振りは、痛みを避けるためですが、本来の抗重力筋活動が低下するので対策が必要です。また、O脚は、荷重のかかり具合で角度が変わるので、自分自身の「動的観察」も重要です。
動作のための神経・運動・感覚の連係

X脚の動き方の特徴

X脚は、どうしてもワイドベースになります。歩行時の上体横振りは、痛みを避けるためですが、本来の抗重力筋活動が低下するので対策が必要です。また、X脚は、荷重のかかり具合で角度が変わるので、自分自身の「動的観察」も重要です。
動作のための神経・運動・感覚の連係

X脚の原因を考える

膝の痛みを起こす原因は、膝とは限らず、膝下と膝上の関節に注意しましょう。X脚は、距骨が内側に傾くという現象で、その背景には、「足部アーチ」のために、距骨を引っ張り上げる2つの筋と足底内在筋で支える協力体制があると考えられます。そして、グリップするための足指で地面をとらえる長趾屈筋と長母趾屈筋は大切です。股関節からの影響も大きく、寛骨臼のソケットの開口向きが内向きであるとX脚になりやすいと思われます。
動作のための運動器(筋肉や関節など)の知識

O脚は、膝内が痛くなる

正常脚とO脚を説明し、なぜ、O脚では膝の内側が痛くなるのかを解説しました。O脚は、「静的観察」だけでなく特に「動的観察」で荷重のかかり具合で変わるので、ご自身の状態を知る上で大切な情報です。
動作のための運動器(筋肉や関節など)の知識

X脚は、膝外が痛くなる

正常脚とX脚を説明し、なぜ、X脚では膝の外側が痛くなるのかを解説しました。X脚は、「静的観察」だけでなく特に「動的観察」で荷重のかかり具合で変わるので、ご自身の状態を知る上で大切な情報です。
動作のための神経・運動・感覚の連係

足指の踏ん張りは、下腿と膝関節の安定につながる

足指の踏ん張りは、地面をグリップしリスフランや足関節は衝撃吸収と地面対応を上手く対応するために頑張っています。また、足指や足底筋、下腿筋の相互関係は、立脚初期と中期に分けて、アーチ形成やバランス・蹴り出しとしての役割を担っています。加えて、足指の踏ん張りと「下腿」と「膝」の安定を実際の例を用いて示しました。
動作のための運動器(筋肉や関節など)の知識

膝は、不安定な下腿の上に乗っている

膝は、足指・足底や足関節・下腿の安定の上に乗っています。足指や足底は、バランスや推進力を地面に伝えるタイヤの役目で、足部の「アーチ」や「リスフラン関節」「足関節」「下腿の回旋」などは、足指や足底がさまざまな地面との接地を上手くいかせるために足部や下腿の位置を変えてくれます。下腿が内側に下腿が傾くとX脚になり、外側に下腿が傾くとO脚になります。
動作のための神経・運動・感覚の連係

足底の筋は、体重がかかって働く

足底の筋は、体重がかかった感覚情報によって調整されます。足底〜ふくらはぎの筋力は、立脚中期から蹴り出し場面で、歩行の筋電図から読み取れます。筋肉は、チームで動き、力加減は感覚情報によるということは、トレーニング計画に参考にできます。